高齢者ドライバー運転卒業式
先日滋賀県大津市で起こった園児二人が死亡した事故がありましたが
高齢者ドライバーの事故が後を絶ちません
もちろん車を運転する人すべてに危険は伴うので年齢にかかわらず安全運転を心がける必要はあるのですが
全体の人口が減っているのにも関わらず、70歳以上の高齢者の起こす事故の数が減っていないことからやはり高齢になるととっさの判断力が鈍ったり、長年の無事故運転からの過信で事故を起こす確率はかなり高くなっているようです。
海外でも高齢者ドライバーの問題、年老いた両親へ運転をやめることをいつ進言するかということについての問題は日本同様深刻なようです。
これは日本の話ですが、先日テレビで見た高齢ドライバーの運転卒業式のドキュメンタリー番組。
運転能力や技術の低下、衰えにばかり目を向けずに視点を変えて、
『今まで家族のために運転をしてくれてありがとう。お父さんお疲れさまでした。』
と、これまでの運転人生を振り返るような写真スライドを作成して子ども、孫などみんなで免許返納式?をお祝いすることを儀式的にやってしまう。という試み。
本人に自主返納させるようにうまく話すことができたとしても、公共交通機関の発達していない地域では事実上生活圏内から出る交通手段をなくすこととなり、行動範囲が狭くなることによって引きこもりやうつ病を引き起こすこともあるというような意見も。
『高齢ドライバーは経験も豊富で自信と思いやりもある。』と肯定したうえで運転能力の検査や安全運転のための講習も行われています。それでも早期に限界に気付いてもらい、免許返納した方には運転以外の楽しみを見つけ、心身ともに健康で過ごせるようにするような取り組みが今後は必要になるでしょうね。
ちなみに写真の高齢者ドライバー用もみじマーク。
2011年にデザインが変更になりましたが、どちらのマークも使用可能。
表示していなくても罰則にはなりませんが、免許の交付を受けてから一年未満のドライバー対象の初心者マーク🔰(若葉マーク)は表示していないと道路交通法違反で罰金4000円。行政処分点数は1点の減点となりますので要注意です。