意外なストレス対策
ストレスが多い現代人。
ストレスにもいろんな種類があると言われています。
大きく分けて以下の4つ。
①人間関係のストレス
子どもとの関係、夫婦間の関係、仕事上の人間関係をはじめ家庭内外で起こる精神的ストレス。失恋や解雇、子供や夫婦間の意見の衝突によるものも。
②物理的ストレス
寒い、暑い、気圧、騒音などが物理的に体に及ぼすストレス。
③科学的ストレス
酸素の欠乏や過剰、栄養不足、栄養過多、薬害などによるストレス。
④生物的ストレス
病気、怪我、不規則な生活、過労、睡眠不足などによるストレス。
生きているとみんな多かれ少なかれこの4種類のストレスを抱えているとされています。
ストレスを全くなくせばいいということでもなく、
適度なストレスは、よい緊張感となり心身、脳に良い刺激を与えて集中力を高めることもありますが、過度のストレスは血圧の上昇や自律神経の乱れなどにつながり、疲労が蓄積するうちに病気にかかりやすくなったりします。
まじめな人や、神経質な人、何でも我慢して内にため込んでしまう性格の人。
このようなストレスを感じやすい人もいるし
過酷な状況でも楽観的でネガティブな感情やストレスを引きずらない人もいますが、
どちらにせよ、ストレスはほどほどにうまく付き合っていく必要がありますね。
ここで、あるおもしろい研究報告。
アメリカのイェール大学の実験で2週間にわたって毎日のストレスレベルと、誰かに対して行った小さな親切を記録してもらったそうです。
実験の結果、小さな親切をした人ほど
①ポジティブな感情の量が多い
②メンタルヘルスの悪化が少ない
③ストレスに強い
という傾向がはっきり出たそう。
逆に親切が少ない人は
①ネガティブな感情にとらわれやすく
②メンタルヘルスが悪化しやすい
という傾向。
『親切』はする人もされる人もどちらにも利点がある。
という研究結果。
ストレスによってネガティブな感情に支配されないように、
だまされたと思って『小さな親切』を積み重ねてみるのもいいかもしれませんね。